最近、環境汚染への関心が高まりプラスチック製品を使用しなかったり、他の素材に変えるなどの脱プラスチック(以下、脱プラ)をしたいと考えている人が増えてきているのはご存じでしょうか。
脱プラに興味があったり、やってみたいと考えていても何をどうプラスチックフリーに変えればいいのか、わからない人も多いでしょう。
▼そこで今回は以下の疑問や悩みについてまとめていきます。
- 身の回りにあるプラスチック製品ってなに?
- プラスチックフリーに変えられるアイテムを知りたい
- プラスチックフリーアイテムはどこで購入できる?
では、さっそく見ていきましょう!
身の回りにあるプラスチック製品は
私たちが生活する中で欠かせないといっても過言ではないプラスチック製品。
プラスチック製品と聞いて思い出すものはなんでしょう。
ペットボトルやラップ、シャンプーなどのボトルなど普段使っている生活用品が思いつくと思います。
しかし、少し気にしてみると生活用品以外にも家の中でも外でも身の回りにあるもののほとんどでプラスチックが使われていることに気がつきます。
▼例えばこんなものに使われてる。
- 生活用品
- 衣類
- 食品容器や包装
- 文具
- おもちゃ
- 電子製品
- スポーツ用品
- 住宅
- 家具
- 医療
- 乗り物etc
▼身の回りのプラスチック製品をもっと詳しく知りたい人はこちらを参考にしてください。
「プラフリー」に変えられるアイテムはどんなものがある
まず見直したいのは毎日使うけど1度使っただけで、すぐ捨ててしまうもの。
使う量は少ないといえ、日々プラスチックを消費していることになるので出来るならプラフリーに変えたいところです。
その次にプラスチックが使われていて日常的に使う消耗品。
そして繰り返し使うプラスチック製品が、プラスチック以外で代用できないか考えましょう。
▼普段、家の中で消耗品を使う主な場所
- 台所
- 洗面所
- お風呂場
- トイレ
- その他
キッチン
- ラップ
- 保存袋(ジップロック等)
- 水切りネット
- キッチンポリ袋
- ゴミ袋
- スポンジ
- クッキングシート
- 食器用洗剤
- ペットボトル
- 調味料容器(マヨネーズやケチャップ等)
- 保存容器
- まな板
- 食器類
- テフロン加工フライパン
ウォッシュルーム
- ハンドソープ
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- デンタルフロス
- コップ
- 化粧品
- スキンケア用品
- 洗濯洗剤
バスルーム
- シャンプー
- リンス
- ボディーソープ
- 洗顔
- スポンジ
- お風呂洗剤
トイレ
- ナプキン
- トイレットペーパー(プラ包装されているもの)
- サニタリーボックス
- トイレ用洗剤
- トイレシート
- トイレブラシ
その他
- ティッシュ(プラ包装されているもの)
- 綿棒
- ボールペン
- シャープペン
- 電池
- おもちゃ
- 洋服
- 靴
- テープ
- オムツ
- マスク
「プラスチックフリー」アイテム【14選】
使い捨て商品、日常的に使う消耗品を主に今回は14選紹介していきます。
▼以下がプラフリーに変えることが出来るアイテム
- ラップ
- ジップロック
- 蓋つき保存容器
- スポンジ
- ナプキン
- 綿棒
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- マスク
- ハンドソープ・シャンプー・ボディソープ・洗顔
- デンタルフロス
- テフロン加工のフライパン
- テープ
- 歯ブラシ
ラップ
ラップは冷蔵、冷凍、レンジにまで使る便利なアイテムですが基本的に一度使うとプラゴミになってしまいます。
そこでプラフリーにするためのアイテム紹介していきます。
シリコンラップ
シリコンラップは、シリコンで出来ている洗って繰り返し使えるラップです。
これを使う前は毎日何枚もラップを使っては捨てていましたが、現在はまったくラップを使用することがなくなり、プラゴミも減りました。
こちらは冷凍・冷蔵・電子レンジも、もちろんOK!
使い方はラップと同じく皿にかぶせたり、電子レンジする時の蓋替わりとして使っています。
「シリコンラップ」はこちらシリコンおにぎりラップ
シリコンラップでおにぎりを包んでおくことは難しいので、おにぎり専用のシリコンラップを使用しています。
これがとっても便利!ご飯と具を詰めるだけなので手を汚すこともなく、簡単におにぎりができて食べる時も蓋が半分だけ開くので手を汚すことがないです。
おにぎりを作って持ち運ぶ時などは、必ずラップかアルミホイルを使っていましたけど、一度購入してしまえば繰り返し洗って使える優れものです。
こちらは冷凍・冷蔵・電子レンジ、食洗器にも対応しています。
「シリコンおにぎりラップ」はこちらジップロック
ジップロックは食材を入れるのにとても便利で必ずストックしていましたが、今では購入することがなくなりました。
代わりに使っているアイテムを紹介していきます。
シリコンバック
こちらはstasher(スタッシャー)という商品で、原料は食品用品質として認められているピュアプラチナシリコーン100パーセントで出来ています。
「使い捨てプラスチックゴミをなくして海を守りたい」という想いからアメリカで開発されました。
電子レンジ、オーブン、湯せんでの調理、冷蔵、冷凍での保存、食洗器での洗浄が可能なので作り置きのおかずや残り物のご飯を冷凍・冷蔵保存し、そのまま電子レンジやオーブンで温めることができてとっても便利!
ピンチロックシステムで簡単に密閉でき、横にしても逆さにしても液漏れがないのも特徴のひとつです。
何回でも繰り返し使うことができるので1度揃えてしまえばもう使い捨てジップロックはいらないでしょう。
「スタッシャー」はこちら蓋つき保存容器
100均などで安価に手に入り軽くて便利なプラスチック製の保存容器。
油が取れにくかったり、色がついたり、傷がつきやすかったり、なによりプラスチックが体に有害な可能性があることを知ってからはあまり使う気になれず、徐々に手放している状態です。
保存容器としてプラフリーにするアイテムを紹介!
ガラス製の保存容器
ガラスの保存容器は蓋がプラスチック素材のことが多い中、こちらはガラスと竹の蓋(透明ニトロセルロースラッカー)、パッキンはシリコーンゴムで出来ている保存容器です。
本体はガラスなのでオーブンや電子レンジで使用可能ですが、蓋は不可となっています。
「ガラス製の保存容器」はこちらステンレス製の保存容器
ステンレス銅とシリコン蓋でできている保存容器です。
地球環境に優しい素材のステンレス銅は、長期間安全に使用でき、使用後はほとんどがリサ
イクルされ再び原料とすることが可能。
ステンレスは電子レンジ不可なので注意が必要ですがオーブンはOKになっています。
「ステンレス製の保存用器」はこちらスポンジ
キッチンやバスルームで使う通常のスポンジはプラスチック製が多いですが、ゴシゴシこすったスポンジの表面から小さなプラスチックの粒子などが水に流れていってしまいます。
また、一定期間使った後はプラゴミになりますし、わざわざプラスチック製のスポンジを使う理由が見当たらないのでプラフリーに変更可能です。
セルローススポンジ
100%植物性のセルロースは木から採れる繊維でできていて、吸水性と速乾性が高いのが特徴で、使い終わった後も有害なゴミにならず自然に返ることができます。
こちらはパッケージや梱包もプラフリーと考えて作られているところも好感が持てるでしょう。
「セルローススポンジ」はこちら麻たわし
麻ひもで編んでいるエコたわし。
福祉作業所の女性たちが編んでいるエコたわしで、健常者と同等の工賃で依頼している国内のフェアトレードに取り組んでいる会社が販売しています。
天然の素材100%で使い終わったら土に返すことができ洗剤いらずなので、とってもエコ!
「麻たわし」はこちらナプキン
毎月の生理に大体20枚程度のナプキンを使用していると思いますが、ナプキンもプラスチック製品。
そして、生涯使うであろうナプキンの量は9600枚と言われていますが、これはレジ袋換算すると38,400枚にもなるそうです。
対策としては使い捨てを使う回数を減らす、使い捨てないタイプに変える、プラフリーのものを使うなどしていきたいところです。
オーガニックナプキン
プラフリーのナプキンに変えるだけなので取り入れるのは比較的簡単です。
画像のナトラケアは生理用品本体、個包装資材、箱までこだわっていて、石油由来のプラスチックを一切使わず生分解可能な素材のみで作られています。
買うナプキンを変えるだけなので簡単ですが、まだ買えるところが少ない・・・そして通常のナプキンに比べてコストがかかるので今後に期待したいところです。
プラフリーのナプキンは自然派 、オーガニックのアイテムをが充実している『アイハーブ』で購入可能しています。
▼『アイハーブ』でお得に購入したい場合は以下の記事をご覧ください。
布ナプキン
肌面:綿ネル100%プリント面:綿100%(透湿防水布入り)、日本で作られている布ナプキンです。
ボタン部分だけプラ素材で少し残念ですが、布ナプキンは洗って繰り返し使うことができるのでプラゴミをかなり減らすことが可能になります。
スレやかぶれ、冷え対策としても効果的だったので体にも優しいアイテムと言えるでしょう。
「布ナプキン」はこちら綿棒
100均などで安価に手に入る綿棒は軸部分がプラスチックのものがほとんどではないでしょうか。
綿棒自体は小さいですが使う頻度が多かったり、使う人数が多ければ大量のプラゴミとなります。
そこで軸を紙製の物に変えることで脱プラに近づくことができるでしょう。
軸が紙の綿棒
綿部:コットン100%軸:紙で出来ている綿棒。
綿棒自体もですが箱も紙で出来ていて個包装なし、プラ製の綿棒と価格もほとんど変わりないので、こちらを使用しています。
「軸が紙の綿棒」はこちらトイレットペーパー
トイレットペーパーは12ロールで1袋の物が多く、その袋はプラスチックでしょう。
消耗品なので、できるならプラフリーにしたいところです。
無包装トイレットペーパー
置き場所がある場合は段ボールに無包装のトイレットペーパーにすればプラフリー。
包装なし、紙芯なし、再生紙100%のエコなところもいいのですが、さらに障がい者支援にもつながります。
こちらはふるさと納税で利用することができるので、これからの方は検討してみてはいかがしょうか。
「無包装トイレットペーパー」はこちらティッシュペーパー
ティッシュペーパーは紙と、プラで出来ている取り出し口フィルム、5箱を1袋にまとめるためのプラ包装で売られているものが多いです。
こちらも消耗品なので、できるならプラフリーにしたいところです。
プラフリーティッシュペーパー
クラフト包装に約5個パック分のティッシュペーパーが直接入っているので、プラフリーはもちろん、5箱分の紙ゴミもでません。
なくなったら箱を畳んで、新しいのを開けるという手間が5箱分なくなったところも気に入っています。
「プラフリーティッシュペーパー」はこちらマスク
使い捨てマスクもプラスチック製品なのはご存じでしょうか。
毎日つけるのが当たり前になっている現在、マスクのゴミの量が問題視されています。
そこで使いたいのが繰り返し使える素材のマスクです。
オーガニックコットン 立体マスク
布マスクは表面と裏面がコットンで出来ていても、素材を見てみると抗ウイルス素材としてポリエステル等が使われていることがあったりします。
布だけで作られているものはペタッとくっつき、息がしにくいということもありましたが、こちらの立体マスクは樹脂ワイヤーが使われているので息苦しさもありません。
オーガニックコットン100で表はシーチング素材、内側はニットガーゼになっています。
「オーガニックコットン 立体マスク」はこちらハンドソープ・シャンプー・ボディソープ・洗顔
これらはプラスチック製の容器に入っていることが多く、詰め替え用も、もれなくプラスチック包装になっています。
またマイクロプラスチックが含まれているものがあるので体への影響も気になるところ。
この4つのプラスチックは消耗品なのでプラフリー変えるだけで、プラスチックゴミの量も減らすことが出来ます。
石鹸
オリーブとローレルで出来ている洗浄効果と保湿効果で全身使える石鹸です。
ハンドソープ、シャンプー、ボディソープ、洗顔はこれ1つで完了。
コスパもいいので、比較的簡単に脱プラに近づくことができるでしょう。
「石鹸」はこちらデンタルフロス
デンタルフロスは毎日消耗する人も多いのではないでしょうか。
一般に売られているほとんどがプラスチック製になっているので、変えていきたいものも一つとなるでしょう。
竹製デンタルフロス
こちらは環境にやさしい竹炭繊維に植物性ワックスでコーティングしています。
本体だけではなく、包装も再利用できる竹筒とガラスびんで出来ているので、プラフリーアイテムになります。
「竹製 デンタルフロス」はこちらテフロン加工のフライパン
テフロン加工されているフライパンにはプラスチックが含まれていることをご存じでしょうか。
テフロンはプラスチックの一種で、身体の健康に影響があると言われています。
また、テフロン加工のフライパンは数年でテフロンが剥がれるので、そのたびに買い替え、ゴミになります。
プラフリーで長く使えるフライパンに変えることで脱プラに近づきます。
鉄製のフライパン
鉄製のフライパンは、使えば使うほど油がなじみ使いやすくなるので、1度購入してしっかり管理すれば一生もの。
持ち手部分が木製で持ちやすく耐久性もあります。
「鉄製 フライパン」はこちらテープ
OPPテープなどプラスチック素材で作られているテープは使えば使うほどプラゴミになります。
消耗品でもあるテープは簡単にプラフリーに変えれるので、ぜひ検討してみてください。
セロテープ
意外と思う人がいるかもしれませんがセロテープはプラフリーアイテムになります。
セロテープの原料は木材パルプで、粘着剤は天然ゴムと松脂などの天然樹脂が主成分になっていて、巻心も再生紙になっています。
「セロテープ」はこちら歯ブラシ
世界で廃棄されているプラスチック歯ブラシは1年間でなんと、36億本とも言われています。
歯ブラシを脱プラすることで膨大なプラゴミを減らすことができます。
竹の歯ブラシ
日本の竹とポリ乳酸等(とうもろこしでん粉)、馬毛100%で出来ている歯ブラシになります。
天然素材なので、プラフリーはもちろん土に還ることもできるエコな歯ブラシです。
「竹の歯ブラシ」はこちらまとめ
今回ご紹介したアイテムを一気に全て変える必要はなく、使用できなくなったり、なくなってから新たなプラスチックフリー素材の購入を検討することで、自然と脱プラに近づいていくのでおすすめです。
自分に出来ることを少しずつ、無理なく継続して出来る「脱プラ生活」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
以上、参考になれば幸いです。
\ 脱プラ・エコアイテムが揃うのはこちら /
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