生きているかぎり必ず出る「ゴミ」。
1日にどれくらいゴミを出しているか、ご存じでしょうか。
統計によると、1人1日当たりのゴミの排出量は約918g、そのうち生ゴミ、紙ゴミ、プラスチック類が大部分を占めていると言われています。
1人が1日で出すゴミが1kg近いという事は、年間や生涯出すゴミの量を考えると恐ろしくなりますよね。
ゴミの中でも特に燃えるゴミが、重いし量が多くて気になっている方も多いのではないでしょうか。
▼そこで今回紹介するのは以下の内容についてです。
- 燃えるゴミはなぜ重いのか?
- 燃えるゴミ(生ゴミ)を減らす方法
- 燃えるゴミ(生ゴミ)を減らしたらこうなった
では、さっそく見ていきましょう!
燃えるゴミ(生ゴミ)はなぜ重い?
燃えるゴミが重い理由を知るために、まず、どんなものが含まれているかを知ることが大事でしょう。
燃えるゴミの内容
自治体によって燃えるゴミの分別内容に多少違いがありますが、神戸市の内容を参考までに見ていきましょう。(神戸市:燃えるごみ (kobe.lg.jp)より)
- 生ゴミ
- 紙くず
- 木質ゴミ
- プラスチック類
- 皮革・繊維類
- その他
生ゴミ
- 調理くず
- 食べ残し
- 茶殻
- 果物の皮
- 油類(サラダ油・食用油)
- 容器包装プラスチックのうち、食用油・ソース・ドレッシングなどのボトル、マヨネーズなどのチューブ類、食品用トレイなどで中身や汚れが付いているもの
紙くず
- 紙くず
- 紙コップ
木質ゴミ
- 小さな木製品
- 板
- 棒
- 草・花
- 落ち葉
- 木の枝
プラスチック類
- カセットテープ
- ビデオテープ
- バケツ
- 洗面器
- 歯ブラシ
- レジャーシート
- スポンジ
- ビニール製品
- ゴム製品
- 使い捨ライタ
- プラスチック製の容器や包装(汚れている物)
皮革・繊維類
- 靴
- かばん
- まくら
- 座布団
- 古着・古布(資源集団回収に出せない場合)
その他
- 紙おむつ
- ペットのトイレ専用砂(紙製など)
以上が燃えるゴミの内訳ですが、日常的に出る燃えるゴミが重たい理由の1番は水分(ゴミに含まれた水)があげられます。
水分が多いゴミといえば、台所ででる生ゴミですよね。
そこで次に、生ゴミはなぜ水分が多くなるのかを見ていきましょう。
生ゴミの水分が多いわけ
生ゴミの約80%が水分。
台所で出る生ごみで1番多く出るのが食べ残し、次に、調理の時にでるくず、そして賞味期限切れの食品と言われています。
「食べ残し」、「調理くず」、「賞味期限切れの食品」、いずれもそのままゴミ袋に入れると水分をかなり含んでいるので、重くなってしまうということのようです。
ゴミのことは分かったけれど、減らす方法が知りたいという方は次の『生ゴミ(燃えるゴミ)を減らす方法12選』をご覧ください。
生ゴミ(燃えるゴミ)を減らす方法12選
- 生ゴミを乾燥させる
- 生ゴミはキエーロに入れる
- 食材の捨ててしまう部分を極力減らす
- リボベジをする
- 食材を買いすぎない、作りすぎない、残さない
- キッチンペーパーをやめた
- 流せる掃除シートをやめた
- フローリングワイパーシートをやめた
- 不用になったものは売る
- ウエスを作る
- ネット購入の場合、簡易包装を希望する
- DMを断る
生ゴミを乾燥させる
調理くずや食べ残しなどをポリ袋に入れてゴミ袋に捨てていましたが、もちろん、水分が含まれている重たい生ゴミとなります。
そこでポリ袋に入れることをやめ、調理くず(次に紹介しますが、キエーロに入れないもの)はザルにいれ乾燥させることにしました。
生ゴミはキエーロに入れる
キエーロは土の力で生ごみを分解し戻す、家庭用生ごみ処理容器のことをいいます。
調理くずなどキエーロが好む生ゴミは、分解してくれるのでゴミに出さず家で処理できるようになりました。
▼キエーロについて詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
食材の捨ててしまう部分を極力減らす
食材を余すことなく食べてしまえれば、もちろんゴミも減らすことができるでしょう。
野菜は皮ごと、または皮を調理してまるごと食べるように心がけています。
例えば、ブロッコリーのかたい茎部分も煮込めばやわらかくなり食べられますし、大根の葉はもちろん、皮部分も冷凍しておけば一品料理にすることができます。
リボベジをする
リボベジとは再生野菜のことで、本来捨ててしまう野菜のヘタや、根を再生させることを言います。
食べられる部分が増えるので、すぐゴミに捨ててしまうより効果的でしょう。
▼リボベジについて詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
食材を買いすぎない、作りすぎない、残さない
食材を買いすぎない、作りすぎない、そして残さないよう心がけています。
買い物は週1度、1週間で使い切れる量をなるべく買い、買い物に行く前は冷蔵庫の食材確認、ほぼ空っぽなのでそのままサッと拭く。
この習慣が身についてから、掃除の手間もかからないようになり、もちろん食品ロスも減りました。
キッチンペーパーをやめた
キッチンペーパーは水切り・油切り・汚れ取りなどに利用していましたが、その代替えはウエスで可能になります。
流せる掃除シートをやめた
トイレの掃除は流せる掃除シートか、トイレットペーパーに洗剤をつけて拭いていましたが、すべてやめウエスでふき取りゴミに捨てるようにしました。
フローリングワイパーシートをやめた
ほこりや床の拭き掃除にフローリングワイパーシートを使用していましたが、それをやめウエスを濡らしフローリングワイパーにつけて拭き、ほこり拭きには使用後のマスクで代用しています。
不用になったものは売る
洋服や靴、カバンなど使わなくなったものを捨てるとゴミとなりますが、フリマサイトやリユースショップで売ることでゴミの削減になります。
ウエスを作る
汚れた洋服、タオル、シーツなど売ることが出来ない布はウエスとして利用します。
カットして各箇所にストックしておけば、使いたい時にすぐ使え、使った後はそのままゴミに捨てられるので、雑巾を用意しなくてもよくなりました。
ネット購入の場合、簡易包装を希望する
ネットで購入すると必要以上に丁寧に梱包してる場合が多く、届いたものはゴミに代わってしまうので、備考欄があるときは簡易包装をお願いするようにしています。
例えば、次のように書いています。
ゴミ削減、資源節約のため可能な限り簡易包装での発送希望です。お手数お掛けしますが、ご協力の程よろしくお願いします。
DMを断る
家のポストに入ってくるチラシやDMもゴミになります。
定期的に入っているのを今まではなにも考えずゴミに捨てていましたが、そもそも送ってこなければゴミになることもない。
そこで、電話番号やDM停止方法が載っているものは断る連絡をするようにしています。
燃えるゴミを減らす方法を試したら、こうなった
- ゴミ袋が小さくなった
- 匂いがなくなった
- 節約になった
ゴミ袋が小さくなった
4人家族で1週間に燃えるゴミは20ℓ×2枚使用していましたが、5ℓ×2枚にすることに成功、一応2枚使用してますが、5ℓの袋がパンパンになることもめずらしく余裕があります。
そして、なによりゴミ袋が軽くなったことが驚きで、いままでの燃えるゴミの重さは水分だったんだと改めて気づかされました。
匂いがなくなった
燃えるゴミと言えば、ゴミ箱の蓋を開けるたびに匂いがストレスでしたが、全く匂いもなくなりました。
水分がなく、雑菌が繁殖しにくい環境に変わったのが主な原因だと考えますが、いやな匂いのストレスからも解放されました。
節約になった
燃えるゴミのゴミ袋が有料なため、20ℓから5ℓに変えれたので、その分ゴミ袋代が安くなります。
食材についても無駄がなくなた分、なにもしなくても食費が減りましたし、キッチンペーパーなどの使い捨ての日用品も買わなくて済むのでその分勝手に節約になっています。
まとめ
▼今回は以下のことについて紹介していきました。
- 燃えるゴミはなぜ重いのか?
- 燃えるゴミ(生ゴミ)を減らす方法
- 燃えるゴミ(生ゴミ)を減らしたらこうなった
▼まとめると以下のようになります。
- 日常的に出る燃えるゴミが重たい理由の1番は水分
- 『生ゴミ(燃えるゴミ)を減らす方法12選』
- 生活の質が向上した
以上、参考になれば幸いです。
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