そのまま食べることができ、長期保存がきいて保存食としても便利な缶詰。
最近は数えきれないほどいろいろな種類の缶詰があります。
その中でもツナ缶やサバ缶などそのまま食べたり料理にアレンジして使うのに便利なさかなの缶詰ですが、なぜ長期保存できるのか魚以外にどんなものが入っているか気になりませんか?
そこで今回はさかなの缶詰についてどのようなものが含まれているのか、からだにいいのかまとめていきたいと思います。
缶詰について知る
缶詰は水分の多い食品を長期にわたり保存し食べることができます。
なぜ賞味期限が長いのか、からだによくないものを使っているのでは・・・
その答えは缶詰にするさいの工程にあります。
- 食材の安全性チェック後、缶につめる
- 缶を封し空気を抜く
- 缶自体を加熱殺菌
缶を密封状態にし缶ごと高温で加熱殺菌することで微生物を全滅させる(無菌状態)ことができ、缶の中の食材が腐る原因をなくしているというわけです。
理論上は賞味期限がすぎても腐敗させる原因の微生物が入らない限り食べられるということ・・・
このことから長期間保存が可能なのに防腐剤などの保存料を使っていないことがわかります。
さかなの缶詰ってどんな種類がある?
みなさんはさかなの缶詰といえばどんな缶詰を思い出すでしょうか?
よく目にするなじみのあるものと言えばツナ、サバ、サンマ、イワシ、サケ、ホッケなどですよね。
そして調理方法や入っているものはそれぞれ缶詰の種類によって違いがあります。
水煮なのかオイル漬けかによって調理方法が違いますし、水煮、みそ煮、醤油煮か味によって入れる材料も変わってきます。
さかなの缶詰に添加物は入ってる?
結論から言うとさかなの缶詰に添加物は・・・
入ってるものもあれば入ってないものもあるという結果になりました。
一般的によく見かけるツナ缶とサバ缶で見てみましょう。
ツナ缶の添加物
ツナ缶の多くはオイル漬けのものか水煮になっています。
オイル漬けは油に漬けていいて、水煮はスープや水に漬けてあります。
添加物ではありませんが、まず注目すべきはオイル漬け。
実はオイル漬けに使われている植物油(大豆油や綿実油)には過剰摂取の害が指摘されているリノール酸が含まれています。
安全性が気になる方はオイルを捨てるか水煮を選びましょう。
では一般的なツナ缶の原材料を確認してみます。
この中で添加物(化学調味料)は「調味料(アミノ酸等)」です。
【はごろも シーチキンマイルド】かつお、大豆油、食塩、調味料(アミノ酸等)
【いなば ライトツナスーパー】きはだまぐろ、大豆油、ナチュラルミネラルウォーター、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
調味料(アミノ酸等)とは
アミノ酸はグルタミン酸ナトリウムで出来ているうまみ調味料のことをいいます。
アミノ酸等の 「等」 とはアミノ酸・核酸・有機酸・無機塩の4つのうち、2種類以上を使用している時に1番分量の多い種類名のあとに「等」とつけるようになってます。
また、アミノ酸等の「等」部分はどれが入っているかわかりません。
なにが入っているかわからないというのも安全性からみると不安な要素です。
調味料(アミノ酸等)のからだへの影響
- グルタミン酸ナトリウムを加熱すると発がん性物質を生成する。
- 過剰摂取は塩分過多、痛風、手足のしびれなどを引き起こす可能性がある。
- 片頭痛を起こす原因ひとつの
1日当たりの摂取許容量の基準がないことも問題視されています。
過剰摂取は危険性が多くなってくるので、できるだけ摂取するのをひかえたほうが良いということですね。
サバ缶の添加物
サバ缶には水煮、みそ煮、醤油煮、カレー煮など味付けがさまざまあります。
そのなかでも一般的なみそ煮の原材料を確認してみましょう。
この中に入っている添加物は増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)(キサンタンガム)と、ツナにも入っていた調味料(アミノ酸等)です。
新しく出てきた添加物の増粘剤についてみていきましょう。
マルハニチロ「さばみそ煮」 サバ、砂糖、みそ、食塩、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)
いなば食品「ひと口さばみそ煮」 サバ、みそ、しょうが、調味料(アミノ酸等)、 増粘剤 (キサンタンガム)
増粘剤 (加工でん粉、増粘多糖類)(キサンタンガム) とは
増粘剤は増粘安定剤ともよばれ粘土を高めたり分離を防止するために添加されています。
増粘剤に含まれている加工でん粉は天然のでん粉に科学物質を加え加工したでん粉、加工でん粉はさまざまな種類があり記載がなのでなにが入っているかわかりません。
次に増粘多糖類と記載する時は2種類以上の多糖類を使用している場合なのでこちらもなにが入っているかまではわからないです。
そしてキサンタンガムは糖類に多糖類の1種でカリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩なども含まれています。
増粘剤 (加工でん粉、増粘多糖類)(キサンタンガム) のからだへの影響
でん粉に加えられる化学物質の中には発がん性があるものもあります。
しかし何を使っているのか分からないので、安全性の問題で禁止されている国もあるくらいです。
またキサンタンガムはトウモロコシのでんぷんを使う場合があり、そのトウモロコシが遺伝子組み換えの可能性があるため問題視されています。
添加物がない缶詰を選ぶ
さかなの添加物が気になる・・・という方!
もちろん添加物が入っていないさかなの缶詰もあるので安心ください。
添加物が入っているかは商品の裏側に書いているので確認するとわかりますが、自分で探すのが面倒という方に実際に購入しているさかなの缶詰を紹介しますね。
参考にしてみてください。
無添加ツナ缶
ツナ缶は、はごろもの「まぐろと天然水シーチキン純」です。
食品添加物、オイル不使用で原材料はきはだまぐろのみになっています。
水煮でも何かわからない塩や野菜スープが入っていたりするものが多い中、こちらはきはだまぐろのみとシンプルで安心して使えるさかなの缶詰になってます。
無添加サバ缶
サバ缶は、伊藤食品「美味しい鯖水煮」です。
食品添加物なしで原材料はサバと食塩のみ。
ちなみに今回は水煮を紹介していますが、みそ煮にも添加物は入っていなかったです。
サバの産地は国産で食塩はシママースとわかっているので安心して使うことができます。
まとめ
今回はさかなの缶詰に添加物は含まれているのか、からだにいいものなのかまとめていきました。
結論は添加物が含まれているさかなの缶詰が多く、からだへの影響がある可能性があるということがわかりました。
気になる方は無添加の缶詰を選ぶことで安心してさかなの缶詰を使用できるので参考にしてみてください。
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