野菜の他に1日200gほど摂取したほうがいいとされているのがフルーツです。
200gというとリンゴで1個ミカンなら2個ほどの量。
みなさんはこの量を毎日食べれているでしょうか。
剥いたりカットしたりが億劫でなかなか生のフルーツから遠ざかってしまうこともしばしば・・・
そんな時に手間がかからず便利なのがフルーツの缶詰!
でも、缶詰になっているフルーツって栄養があるのかなと疑問に思うことないですか?
むしろ体に悪いようなイメージも・・・
そこで今回は缶詰のフルーツに栄養があるのか、また体に良くないのかをまとめていきます。
缶詰のフルーツに栄養は全くなし?
結論から言うと缶詰のフルーツに栄養がない・・・ということは無いのでご安心ください。
意外にも缶詰のフルーツの方が栄養が高くなるなんてこともあるようですが、一方で缶詰にすることで失われる栄養もあるのは事実です。
フルーツを缶詰めにするまでに加熱処理があり、熱に弱い栄養はほとんどなくなってしまいます。
例えば、フルーツに含まれているビタミンCや酵素などは加熱すると減少してしまう。
反対に熱を加えることで体が栄養成分を吸収しやすくなり、増えるようになる栄養素もあるようなので缶詰のフルーツも意外にやります!
缶詰のフルーツは中身によって栄養が変わる
フルーツの缶詰と言っても中身のフルーツが変わればもちろん栄養も違います。
王道のフルーツ缶(みかん、パイナップル、桃)それぞれの栄養を見ていきましょう。
みかんの缶詰
缶詰のみかんに含まれているとされている栄養素をまとめてみました。
注目したい栄養素がビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維です。
期待できる効果としては抗酸化作用、むくみ防止、腸内環境改善になります。
パイナップルの缶詰
缶詰のパイナップルに含まれているとされている栄養素をまとめてみました。
注目したいのがミネラル成分、食物繊維、カリウムです。
期待できる効果としては骨や関節の健康サポート、むくみ予防、腸内環境改善になります。
桃の缶詰
缶詰の桃に含まれているとされている栄養素をまとめてみました。
実は白桃の果肉と黄桃の果肉で栄養素が変わるようです。
白桃はカテキンが入っているので抗酸化作用や脂肪が蓄積されるのを抑える効果が期待できます。
そして黄桃はカロテノイドが入っているのでより強い抗酸化作用効果が期待できます。
缶詰にも白桃、黄桃両方あるので栄養素で決めるのもいいかもしれません。
缶詰のフルーツは体に悪い?
缶詰のフルーツが体に悪いと言われるのは以下の疑問があるからです。
- 長期保存
- 甘い
- 添加物
- 産地
長期保存可能
長期保存可能な理由としては缶詰を作る工程が関係しています。
缶を密封状態にし缶ごと高温で加熱殺菌することで、微生物を全滅(無菌状態)させ、缶の中のフルーツが腐るのを防いでいます。
密封することで菌が侵入しないので長期保存が可能になるというわけです。
理論上は缶を開封しなければ菌が入らないので、何十年も食べることが可能ですが・・・試すのは勇気がいりますね。
甘い
フルーツの缶詰が甘い理由はシロップ漬けされているからです。
なぜシロップに漬けているのか・・・それは中に入っているフルーツの品質を保つためです。
昔から食品を保存する為の方法のひとつとして、フルーツを砂糖に漬けるシロップ漬けという方法があります。
フルーツの劣化が始まるのは水分に微生物などがつくことから始まります。
砂糖はその水分を吸収してくれ、微生物などがつきずらい環境にしてくれる役割をはたしてくれるので、保存に適していると考えます。
甘くておいしいシロップですが、糖分が多く含まれているので飲むことはおすすめはしません。
砂糖は血糖を急上昇させます。
急上昇した糖分を下げるためにインスリンが分泌されむりやり下げることになると、体の負担になり精神的にも影響が出ると言われているからです。
添加物
フルーツの缶詰はシロップ漬けになっていると話しましたが、シロップ=砂糖というわけではないことご存じでしょうか。
実は添加物が入っている缶詰がほとんどで、砂糖自体が入ってないものもあるんです。
そこでよく目にするみかんの缶詰で原材料を比較してみました。
ぶどう糖果糖液糖 | ガラクトオリゴ糖 | クエン酸 | 香料 | 甘味料(スクラロース) | 甘味料(アセスルファムK) | 砂糖 | 酸味料 | 安定剤(メチルセルロール) | |
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はごろもフーズ朝からフルーツ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
リリー 九州産 温州みかん | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
明治屋 フルーツマーケット | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
KK にっぽんの果実 | 〇 | 〇 | |||||||
朝日みかん缶 | 〇 | 〇 | 〇 |
まとめてみるとメーカーによってかなり違いがあります。
砂糖以外はすべて食品添加物と呼ばれるもので、添加物というイメージから缶詰のフルーツは体によくないという印象があるのではないでしょうか。
気になる方はシロップは使わない、または添加物ができるだけ入ってないものを選ぶのが良いでしょう。
産地
缶詰のフルーツに使用される果物は中国産のものが多い印象です。
中国産のフルーツ缶は安価なものが多く手に取りやすいからだと考えます。
しかし衛生問題、薬品が使われているなどの悪印象から中国産のものは体に悪そうという人も少なくないようです。
もちろん国産の缶詰があるのでそちらを選ぶことで不安は解消されます。
まとめ
今回は缶詰のフルーツに栄養があるのか、また体に良くないのかをまとめていきました。
結論、缶詰になっても残る栄養はある。
もちろん失われるものもありましたが、ひとまず安心ですよね。
一方、体に良くないという点ではフルーツを漬けているシロップに問題ありという結果でした。
解決策としてはシロップをすべて飲むのをさけることです。
気になる方は、缶詰の中身のみを使用するのはいかがでしょうか。
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