【リボベジのやり方】成長記録から食べ方までまるわかり!

サスティナブル

世界が食料危機に陥ってることはご存じでしょうか。

実は、世界の10人に1人が食べ物が足りず飢餓に苦しんでいると言われています。

この事実を他人事にせず、食品ロスを防いだり、ゴミになる部分を減らすことが私たちに出来ることではないでしょうか。

そして、その取り組みのひとつになるのが『リボベジ』(再生野菜)です。

『リボベジ』をすることで本来捨てる部分を再生、食べることによって野菜の過剰除去(食べられる部分を捨ててしまう事)を防ぐことが出来るでしょう。

今回は水耕栽培で行う『リボベジ』に興味がある方に、参考になるような記事になってます。

▼『リボベジ』をする前に『リボベジ』って何か、メリットやデメリットを知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

▼以下の疑問や悩みについてまとめていきます。

  • リボベジのやり方を知りたい
  • リボベジの成長はどんな感じが見てみたい
  • リボベジで育てた野菜の食べ方が知りたい
meru(メル)
meru(メル)

さっそく、みていきましょう!

スポンサーリンク

リボベジのやり方

『リボベジ』に必要なものは3つだけ!

  • 野菜の根やヘタなどの部分
  • 容器
  1. 野菜をの根やヘタを残してカットする
  2. 容器に根やヘタの部分を入れる
  3. 容器に水を入れる
  4. 日当たりのいい場所に置く

以上です。

あとは水交換と容器や野菜のヌメリに気をつけ、日当たりのいい場所に置けば数日で成長を感じることができるでしょう。

リボベジするコツ

  • 光合成させる
  • 水を取りかえる
  • 野菜の切り方
  • 水の量

光合成させる

野菜を育てる時に必要なのが光合成(光のエネルギーを使い養分を作ること)です。

光合成には光エネルギーが必要となるので、『リボベジ』を置く場所は窓際の明るい場所が良いでしょう。

明るい場所は必要ですが、直射日光は苦手なのでUV効果のあるガラス越しや、レースのカーテン越しなどの日当たりが良いところがおすすめ!

水を取りかえる

『リボベジ』の水は、毎日取り換えて清潔にするのが重要です。

日当たりが良く暖かいところで育てるので、温度が上がった水をそのままにしておくと、カビや菌が繁殖しやすくなり、水が腐ってしまう原因にもなります。

水だけでなく容器にヌメリがつくことがあるので、さっと洗うことで清潔に保つことが出来るでしょう。

夏場は特に注意が必要!少なくとも1回、出来れば2回以上かえれると安心です。

野菜の切り方

『リボベジ』する野菜の根っこやヘタ大きめに残しておくのがポイント!

栄養が残りやすくするために、根っこの部分は3cmほど、ヘタの部分なら4、5センチ程度残すのをおすすめします。

また、小松菜などは【下の画像▼】のように、中に小さい葉が隠れているのでそこを残すようにカットすることで小さい葉の部分が成長し食べられるようになります。

水の量

水耕栽培とはいえ、水が多すぎるのはNG。

葉物野菜のカットした部分が水につかると腐りやすくなってしまうので、野菜全体に水が浸からないように容器に入れる水は少量にしましょう。

『リボべジ』の成長記録

水耕栽培の『リボベジ』はどのように成長していくのか、収穫までの目安として参考にしてみてください。

野菜たちは窓際の日当たりがいいところに置いています。

▼今回紹介する野菜は3種類!

  • 大根
  • ネギ
  • 人参

『リボベジ』大根

大根の『リボベジ』はヘタの部分を使って葉っぱを再生させます。

食べられる部分ギリギリではなく、いつもより1~2cmほど長くカットしましょう。

▼『リボベジ』開始2日目の様子

開始から2日目の様子では、すでに真ん中にもり上がっている部分が見られます。

『リボベジ』を始めてからすぐに成長が感じられるので、初めてにもおすすめ!

▼『リボベジ』開始4日目の様子

横から見ると真ん中がもり上がり成長しているのがわかります。

1番外側の茎部分が干からびていってるように見えますが、まわりの茎部分は成長せず取れていくので再生が進んでる証拠!そのままで大丈夫です。

▼『リボベジ』開始6日目の様子

かなり成長して葉っぱが出来ているのがわかるようになりました。

まわりの茎も次々ポロポロとれていき、真ん中に養分を集中させている感じが見てとれます。

▼『リボベジ』開始10日目の様子

10日ほどたつと葉っぱの緑が濃く、ツヤツヤでとてもりっぱになり、始めと比べると茎部分が少なくなっているのがわかります。

あとは収穫を待つのみ!

▼収穫(14日目)

葉っぱがある程度成長していれば使いたい時に収穫して大丈夫です。

いつ収穫したらいいかわからないという人の目安としては、「アブラナ科」の大根は葉の成長が止まって花の成長が始まるため、中央部分に花が出てきたタイミングでするのが良いでしょう。

『リボベジ』ネギ

ネギの『リボベジ』は根っこの茎があるもので、葉の部分を再生させます。

下の画像のように食べられる部分を残して行いましょう。

▼『リボベジ』初日の様子

根全体が水に浸かると呼吸出来なくなって根腐れをおこしてしまう可能性があるので、ペットボトルを切り、上の部分を逆さまにし飲み口のところにネギを入れることで、水に浸かる部分を調節しています。

▼『リボベジ』開始2日目の様子

3日目ですでに中から元気なネギが伸びているのがわかります。

そしてまわりが干からびているかんじで、長いところで3cmほどの伸びています。

▼『リボベジ』開始4日目の様子

青々として新鮮なネギが再生しています。

開始から4日目で5cm以上伸びていて、成長が早く伸びてるのがわかるのでたのしい!

▼収穫(10日目)

ちょうどネギを使いたかったので、10日で収穫することにしましたが根元やまわりの干からびている部分を取ると食べられる箇所が増えます。

元の長さとまではいきませんが、しっかりネギが再生して食べられる長さまでになりました。

『リボベジ』人参

人参の『リボベジ』は、ヘタの部分を使って葉っぱを再生させます。

食べられる部分ギリギリではなく、いつもより3cmほど長くカットしましょう。

1度ギリギリのところで切って全く育たなかった経験があるので3cmくらいがちょうどいい気がします。

▼『リボベジ』開始4日目の様子

開始から4日と他の野菜に比べて成長を感じられるのが遅い印象。

少し芽がでてきてるのがわかりますが、時間がかかった分、出てきた時の喜びが大きいのはたしかです。

▼『リボベジ』開始10日目の様子

キレイな緑の葉っぱが伸びてきています。

色合いがキレイなので観賞用としてもGOOD!

▼収穫(15日目)

10日目からほとんど成長が感じられなかったので、収穫!

好みの問題ですが個人的に人参はヘタを残す長さと収穫できる葉の部分を考えると、無理に『リボベジ』しなくてもいいかな・・・という結論になりました。

ギリギリまで使う方がエコですよね。

『リボベジ』の食べ方

『リボベジ』は育てて終わりではなく食べることも大事で、食べ方を考えるのも楽しみのひとつ!

実際に食べれる量が少量なためちょこっと入れに便利です。

meru(メル)
meru(メル)

参考までに我が家の使い方を少し紹介!

  • 冷凍する
  • 他の野菜と炒める
  • 味噌汁の具に入れる
  • 卵焼きに入れる
  • 他の野菜とかき揚げにする

まとめ

▼以下の疑問や悩みについてまとめていきました。

  1. リボベジのやり方を知りたい
  2. リボベジの成長はどんな感じが見てみたい
  3. リボベジで育てた野菜の食べ方が知りたい

▼まとめると以下のようになります。

  1. 野菜のヘタや根を水の入った容器にいれ、日当たりのいい場所に置き、毎日水を取りかえる。
  2. 数日で成長を感じられ、10~15日ほどで収穫できるようになる。
  3. 普段の料理のちょい足しに、味噌汁や炒め物、揚げ物などなんでも入れられる。

以上、参考になれば幸いです。

コメント