食品の乾燥を防いだり保存や調理の時に使われる食品用ラップ・・・
毎日のように使っている家庭も多いかと思います。
生活に欠かすことが出来ない食品用ラップ、実は添加物が使われていて危険なんてこと聞いたことありませんか?
そこで今回は食品用ラップの添加物とはなにか、またからだに影響がでるものなのかまとめました。
食用品ラップとは
食用品ラップは食品用ラップフィルム(以下ラップ)と言います。
ラップの原材料には種類があります。
家庭用では、ポリ塩化ビニリデンやポリエチレンで出来ているラップが多く売られています。
スーパーマーケットなど業務用では、ポリ塩化ビニルやポリオレフィンが使われていることが多いです。
4つ原材料の名前をあげましたが、主に塩素系と非塩素系に分かれています。
その違いはなんでしょう。
塩素系ラップ
- ポリ塩化ビニリデン
- ポリ塩化ビニル
塩素系ラップの特徴は丈夫で伸びがよく粘着性があり、熱に強いという特徴があります。
塩素系は石油からとれるエチレンと塩素からできています。
実は塩素からできた化合物は燃やすと人体にも環境にも影響がある、有害なダイオキシンが発生します。
燃やすと発生するという事は塩素系のラップをレンジで温めた時どうなるでしょう。
食品と直接触れているところから危険物質が溶け出る可能性があるのではと不安になりますよね。
ダイオキシンは塩素化合物を300℃~500℃で燃やすと発生すると言われてます。
電子レンジの温めでは高くても100℃ほど、なので電子レンジによるラップからダイオキシンが発生するというのはそこまで気にしなくて良いようです。
しかし、ダイオキシンを発生させるリスクがあるものということは知っておきましょう。
ラップを捨てるときダイオキシン発生のリスクがあることから本来「燃えないゴミ」として処理しないといけないので注意!(自治体によって処理の仕方に違いがあるので確認してください)
非塩素系ラップ
- ポリエチレン
- ポリオレフィン
非塩素系ラップの特徴は塩素系より粘着性は少し弱いですが、添加物が入ったものが少なく安全かつ安価です。
非塩素系ラップは水素と炭素しか含まれていないため、ダイオキシン発生の心配はありません。
たとえラップが燃えたとしても二酸化炭素と水が発生するだけなので比較的安全です。
ラップの添加物とは?
ラップにも添加物が使われていることがあります。
塩素系ラップに多く原材料がのびにくい、くっつきにくいなどの理由から添加物が使われます。
メーカーによって添加されているものは多少違いがありますが、多くは脂肪酸誘導体(柔軟剤・防曇剤)やエポキシ化植物油(安定剤)になります。
有名なサランラップやクレラップも塩素系ラップで脂肪酸誘導体(柔軟剤)、エポキシ化植物油(安定剤)両方添加されています。
ラップの添加物はからだに悪い?
ラップの添加物はからだに影響があるのか。
結論から言うと・・・からだにどんな影響がでるか明確なものはありません。
しかしからだに影響がないとも言えないということは、安全なのかを証明できないということ。
食品を通しからだに入るものなので、わからないものはできれば避けたいという結論にいたりました。
添加物を確認する方法
サランラップの添加物は商品の裏を確認することでわかります。
例として添加物ありと無添加のラップの裏側を見てみましょう。
添加物名の箇所を見ていただくと添加物名がわかったり、添加物が入っていないことが簡単に確認できます。
品名 | 食用包装用ラップフィルム |
原材料名 | ポリ塩化ビニリデン |
添加物名 | 脂肪酸誘導体(柔軟剤)、エポキシ化植物油(安定剤) |
品名 | 食用包装用ラップフィルム |
原材料名 | ポリエチレン |
添加物名 | なし |
どのサランラップを選ぶ?
結局どのラップを使ったらいいのか・・・
表にまとめたので比較してみましょう。
価格、性能、安全性、なにを重視するかによって変わります。
ポリ塩化ビニリデン | ポリ塩化ビニル | ポリエチレン | ポリフィレン | |
---|---|---|---|---|
価格 | 高い | 普通 | 安い | 普通 |
保存性 | ◎ | 〇 | △ | 〇 |
粘着性 | ◎ | ◎ | △ | 〇 |
燃焼時の有害物質 | あり | あり | なし | なし |
添加物の有無 | あり | あり | 無添加が多い | 無添加が多い |
Newポリラップ
参考までに使ってるサランラップを紹介するよ。
やっぱり気なるのは安全性。
ということで燃やしても塩素系ガスやダイオキシンが発生しない無添加ポリエチレン製の「Newポリラップ」を使用しています。
性能の問題ですがくっつきすぎも逆に使いにくく感じることがあるんですよね。
くっつきが弱いと言われるポリエチレン製ですが工夫すれば問題なく使えます。
ラップ同士のくっつきはいいですが、食器にはくっつきにくい場合があります。
その時は容器にラップをくっつけるのではなく、食器をラップで覆いラップ同士をくっつけるようにして使うことで解消されます。
安価なうえに無害ということで無添加ラップを選んでいます。
まとめ
今回は食品用ラップの添加物とはなにか、またからだに影響がでるものなのかまとめました。
結論としてはラップの添加物による影響はわかっていない・・
しかし、わからないということは安全とは言いきれないということがわかりました。
どのラップを選ぶかは価格、性能、安全性どれを重視するかで変わってくるので参考にしてもらえると幸いです。
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