クエン酸の掃除場所とは?【エコ掃除】

サスティナブル

クエン酸と聞くとみなさんは何を思い浮かべますか?すっぱい食品や飲料などを連想したり、掃除のときに使うものをイメージする人もいるでしょう。

両方正解ですが、クエン酸は種類があり、「食品用(口入れてOK、すっぱい成分)」と「洗剤用(口に入れるのはNG、掃除など)」で分かれているため、イメージに違いがあるようです。

今回は、その中でも掃除に使うことが出来るクエン酸について紹介していきます。

▼以下のことについて知りたい方必見!

  • 掃除ができるクエン酸って何者?
  • 万能「クエン酸スプレー」の作り方
  • 「クエン酸」場所別、掃除方法
  • クエン酸の注意点
  • 購入場所
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では、さっそく見ていきましょう!

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掃除が出来るクエン酸って何者?

クエン酸とは柑橘系や梅干を食べたときに感じるすっぱい成分のことを言いますが、洗剤用として売られているクエン酸が食べられない理由は、食品などの製造許可を受けた工場で製造したものではないことがあげられます。洗剤用のクエン酸を口にすることは衛生や食品安全を考えると望ましくないでしょう。

洗剤用として使う場合、クエン酸は酸性なのでアルカリ性の汚れに効果的!代表的な汚れとして水垢などのカルシウムが結晶化したものに有効です。他にも殺菌効果があったり、アルカリと中和するので石鹸シャンプーの後のリンスとしても使用することが出来ます。

そして、自然由来な成分なため、エコ洗剤として安心して使えることも魅力のひとつでしょう!

万能「クエン酸スプレー」の作り方

普段の部分的な汚れに、作って置くと便利なのが「クエン酸スプレー」。

クエン酸の量によって濃度を変えることが出来るので、汚れ具合に合わせて作りましょう。

▼必要なのは以下の3つ!

  • クエン酸
  • 容器

基本の「クエン酸スプレー」作り方

  1. スプレーボトルなどの容器に小さじ1のクエン酸を入れる
  2. 200mlの水を入れる
  3. 軽く混ぜれば完成

「クエン酸」場所別、掃除方法

  • シンクの水垢
  • 消臭
  • 風呂場の防カビ
  • 鏡の水垢

シンクの水垢

水垢の原因になるのは水道水のミネラル分。水滴をそのままにして置くことで、水分が蒸発しミネラル分だけが残ります。このミネラル分を放っておくと固まり、蓄積し頑固な汚れとなってしまいます。

水垢汚れはアルカリ性なので、酸性で中和することで汚れを落とすことが出来るのでクエン酸が有効。

  1. キッチンペーパーを敷く
  2. クエン酸スプレーを吹きかける
  3. しばらく放置(汚れ具合によって30分~2時間)
  4. スポンジや「※エコたわし」などでこする
  5. 水で流し「※スキージー」で水分を取る(ない場合は布で拭く)

※スキージーがあると簡単に水分を取ることが出来るので、水垢の原因を防げておすすめ!

スキージーを見に行く
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シンクの水垢の他にも、風呂場の壁の黄ばみにもこの方法で効果ありだったよ!

消臭

クエン酸はアルカリ性の性質がある匂いの原因に効果があり、なかでもトイレがツンとするアンモニア臭に効果が発揮されます。

アンモニア臭はアルカリ性、対するクエン酸は酸性のため中和し汚れを落としやすくしてくれるんです。

  1. トイレの便器にクエン酸スプレーを吹きかける
  2. 吹きかけた上にトイレットペーパーを敷く
  3. さらにその上からクエン酸スプレーを吹きかける
  4. 20~30分ほど放置
  5. トイレットペーパーを取り除きブラシや、使い終わった歯ブラシなどでこする
  6. 水を流して完了

風呂場のカビ予防

クエン酸には雑菌の繁殖を抑えてくれる抗菌効果が期待できるので、風呂場などカビが発生しやすい場所の防カビに役立ちます。

増殖するスピードを抑えてくれますが、すぐに再発してしまうこともあるので定期的な予防が重要となるでしょう。

  • クエン酸スプレーを風呂場の壁や床など気になる部分にスプレーするだけ!

鏡の水垢

風呂場や洗面台などの鏡は水回りにあるため、水垢になりやすいです。

水垢になる原因はシンク同様、水道のミネラル分によるもので放っておくと頑固な汚れになってしますます。

  • 鏡にクエン酸スプレーを吹きかける
  • ティッシュペーパーやキッチンペーパーを貼り付ける
  • 再度クエン酸スプレーを吹きかける
  • その上からラップを貼り付ける
  • 半日放置
  • スポンジや「※エコたわし」でこする
  • 水で流しスキージーで水を取る

※エコたわしとは洗剤不要で環境に優しいたわしで、その中でもプラスチックを使用していない麻たわしがおすすめ!

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クエン酸掃除の注意点

便利なクエン酸での掃除にも、多少注意点はあります。安全な掃除をするためにも確認しましょう。

  • 素材に気をつける
  • 濃度は薄めに
  • 混ぜない

素材に気をつける

素材の中にはクエン酸のような酸に反応し、素材そのものを傷つけてしまう場合があります。

代表的な素材は、鉄やコンクリート、大理石などがあげられ、傷が出来たり、劣化やサビ、溶けてしまうなどの可能性があるので避けた方が良いでしょう。

濃度は薄めに

素手で掃除する場合、クエン酸スプレーの濃度に気をつけたいところ。濃度が濃い方が洗浄力もアップしますが手荒れの原因になってしまうことも。

基本のクエン酸スプレー「水200mlに小さじ1杯」をベースに、様子を見て濃くするのがおすすめ!

また、スプレーした後、長時間放置するのは素材の劣化につながるので避けた方が良いでしょう。

混ぜない

他の洗剤にもよくある表記で「混ぜるな危険」はクエン酸も例外ではありません。塩素系漂白剤と混ぜるのNG、化学反応により有害な塩素ガスが発生するため注意しましょう。

例えば、浴槽の掃除でクエン酸を使用する日は、塩素系漂白剤(カビキラーなど)を別日にするという使い方が好ましいです。

クエン酸の購入場所

クエン酸は身近なところだと100均で簡単に購入することが可能です。

一度試してみて、継続して使用するようならネットなどで容量の多い物を購入すると良いでしょう。

おすすめは、万が一口にしてしまっても安心な食品添加物として売られているクエン酸粉末!

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まとめ

▼今回は以下の内容をまとめていきましたので、結果は以下より進みください。

クエン酸は「クエン酸スプレー」として作って置くことで、重曹やセスキ炭酸ソーダでは落とせない場所の掃除をすることができるのと同時に、環境に優しいエコな掃除をすることができるアイテムになっています。

▼クエン酸が苦手な掃除には別のアイテムを使いましょう!

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