液体せっけんの使い方を徹底解説!【エコ掃除】

サスティナブル

「せっけん」と言えば固形石鹸をイメージする人も多いでしょう。そして固形石鹸といえば手洗いや洗顔、体を洗うという事を主な用途として思い浮かびますよね。

そんな固形石鹸、肌にトラブルがあって皮膚科に行ったときにおすすめされたことがある人もいるのではないでしょうか。

皮膚科ですすめるという事は肌に優しいという事・・?人の体に優しい洗浄剤ということは環境にも優しいはず!ということで、掃除に使える石鹸を考えたときに選択したのが「液体せっけん」でした。

今回は、そんな『液体せっけん』について以下の内容をお届けしていきます。

  • 「液体せっけん」ってどんなの?
  • 石鹸がエコなわけ
  • 「液体せっけん」で掃除しよう!
  • 「液体せっけん」どれ使う?
meru(メル)
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では、さっそく見ていきましょう!

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「液体せっけん」ってどんなの?

液体せっけんと聞くと、なんとなく固形石鹸を液状にしたものかなと思っていましたが、はっきりとした違いがあったんです。

「固形石鹸」と「液体せっけん」の違い、それはずばり、原材料です。

  • 固形石鹸  ・・・脂肪酸ナトリウム
  • 液体せっけん・・・脂肪酸カリウム

固形石鹸は脂肪酸ナトリウムから作られていて、水に溶けると界面活性剤として洗浄効果が発揮されます。対して「液体石鹸」は、脂肪酸カリウムから作られていて、水に溶けやすく液状にすることが可能なので用途に合わせて使い分けするのがおすすめとなります。

石鹸がエコなわけ

石鹸は動物や植物の油脂とアルカリを混ぜて作られる洗剤です。石鹸の洗浄の主成分の1つはアルカリで、アルカリは油分と出会うと一種の石鹸に変わり水と一緒に汚れが流れ落ち、垢や食べ物、血液などタンパク質を分解する効果もあるんです。

そして、石鹸の洗浄力の主成分のもう1つは界面活性剤。普段混ざらない水と油の境目をなくし混ぜあわせることで汚れを水に流れるようにするのがその役割です。

▼合成洗剤などの化学薬品の界面活性剤と石鹸の界面活性剤の違いとは・・・

  • 石鹸・・・・天然油脂(牛脂・ラード・パーム油・なたね油・オリーブ油など)・脂肪酸、水に薄まると界面活性剤の効力が失われる、比較すると洗浄力は弱い
  • 合成洗剤・・石油・天然油脂、水に薄まっても界面活性剤の効力が失われない、比較すると洗浄力は強い

界面活性剤は魚などの水生生物にとって毒性が強く環境への影響も考えられるほか、市販の合成洗剤には強い薬品が使われていることが多く、手荒れなど私たちの体への影響にも及ぶ危険があり、このことからも石鹸が環境や体への負担が少なく、エコと言われる理由がわかります。

もちろん、洗浄力で比べると合成洗剤のほうが強いです。しかし、重要なのは普段生活していく上での汚れはそんなにたいしたものではないということ。それなのに強力な化学薬品が入っている合成洗剤が本当に必要なのか・・・ということが消費者としては疑問ではないでしょうか。

「液体せっけん」で掃除しよう

石鹸の魅力をお伝えしたところで、さっそく掃除に使える液体せっけんの使い方について紹介していきます。

液体せっけんでは液状で使用しすので洗い流すことが可能な掃除場所に使っていきましょう。

▼液体せっけんが活躍する掃除は以下の3つ

  • 洗濯
  • 食器洗い
  • 風呂場

洗濯

液体せっけんは水に溶けやすいため、溶かす手間がかからないのもメリットの1つでしょう。

普段の洗濯には、液体せっけんの他にアルカリ性の洗剤を加えることが重要。洗浄力を保つのに役立ちます。アルカリ性の洗剤も環境に優しいものと考えるとセスキ炭酸ソーダがおすすめ!

▼セスキ炭酸ソーダとはどんなものか詳しく知りたい人は合わせて読んでみてください。

さらにセスキ炭酸ソーダを加えることで石鹸カスの発生を抑えてくれる効果も期待できます!

▼液体せっけんでの洗濯手順

  1. 液体せっけんとセスキ炭酸ソーダを入れる
  2. 通常コースで洗濯する

汗など汚れが特に気になるときは、洗濯槽に過炭酸ナトリウムを加えることでより効果を発揮してくれます。

▼過炭酸ナトリウムとはどんなものか詳しく知りたい人は合わせて読んでみてください。

食器洗い

食器洗いにも合成洗剤ではなく、液体せっけんを使用することができます。

▼液体せっけんの効果的な使い方

アルカリ性の石鹸は酸性に出会うと中和されて洗浄力が落ちてしまうので、お酢やお醤油トマトなどの酸性の食べ物がついている時は、まず水で洗い流します。

そして、石鹸は汚れを泡で包んで取り除くのでよく泡立て、すすぐときは洗浄力が一番高まるお湯で洗うと効果的です。

風呂場

浴室の掃除は水で洗い流すことが出来るので、液体せっけんを使用することができます。

▼風呂場の掃除手順

  1. 全体的にお湯をかける
  2. 桶などに液体せっけんを入れ泡立てる
  3. 泡立てた液体せっけんを※エコたわしなどでつけて洗う
  4. お湯で流す
  5. 水気を※スキージーで切る
※エコたわし※スキージー

「液体せっけん」どれ使う?

使用方法はなんとなくわかったけど、どれ使ったらいいの?と言う人も多いでしょう。

汚れの落ち具合、肌に合わない、価格など人によって選ぶ基準が違いますが参考までに現在使用している液体せっけんを紹介。

meru(メル)
meru(メル)

現在は「パックス200番」を使用してるよ。

結論から言うと「パックス200番」を使用しています。

パックス200番は、精製された植物油のヤシ油(ココナッツ)が原料になっているので、環境にも優しいエコ洗剤と言うところがお気に入り。

今回紹介した掃除は、これ1本で完結しています。

パックス200番を見に行く

まとめ

▼今回は以下の内容をまとめていきましたので、結果は下記より進みください。

▼ecoな掃除についてはこちらを参考にしてください。

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