あれ?うちの子「か行」の発音が「た行」に聞こえるような・・・
もしかして「か行」が言えない?
そう感じた時、このままで大丈夫なのか、何かしたほうが良いのかと不安になりますよね。
我が家も「か行」が言えず悩んでいた時期があります。
そこで今回は、実体験をもとに同じ悩みをもってる方の参考になればと思い、以下のことについてまとめていきます。
- 「か行」はいつ頃言えればいい?
- どこに相談すればいいかわからない
- 治し方
- 治るのか
「か行」は何歳から言えるの?
発達については個人差がありますが3歳頃から出せる音で、言えないとしても4歳~5歳(年中)まで様子をみることが多いようです。
その理由として挙げられるのは2点あります。
- 適齢期がある
- 5歳児検診
適齢期がある
発音の練習を開始する時期は4歳~5歳頃(年中)が適齢期とされています。
それより早い段階で練習しても年齢的に言えてないだけな場合があるため、発音は適切な時期に練習しないと意味がありません。
また、日本語の発音を出すための口の動きができるのが5歳頃ということも、練習を始める時期と関係しています。
5歳児検診
そもそも「か行」が言えてないという事に気づかない場合や、そのうち治るだろうと何もしていないということもあるでしょう。
その場合、5歳児検診の案内で気づくこともあるかもしれません。
5歳児検診がある市町村では発達で気になることがあれば相談することが出来ます。
参考までに、わたしが住んでる市では、5歳の誕生日前に発達のチェックシートなどが送られてきて、その中に 【「か行」が「た行」になる】という項目がありました。
「か行」が言えない、どこに相談する?
5歳児検診で相談してみようと電話で確認したところ、相談内容が 『「か行」が言えない』ということだけなら耳鼻咽喉科で、「言語聴覚士」がいる病院に直接行った方がいいと言われました。
どこどこの病院と具体的に教えてくれたので、5歳児検診がある場合は電話で問い合わせるとどこに行けばいいのか教えてくれると思います。
また、5歳児検診が行われていない場合は、お住いの市町村に確認してみるとわかるかもしれませんので1度聞いてみるといいでしょう。
「か行」を言えるようにする方法
「言語聴覚士」のいる耳鼻咽喉科でまず最初にしたことは、医師による耳の検査になります。
なぜ検査が必要なのか、それは発音がうまくでないときに耳の聞こえなど口の動かし方以外が関係している場合があるからでしょう。
今回は耳の聞こえなどに問題がない場合の方法になります。
言語聴覚士によるリハビリ
やり方は言語聴覚士によって変わると思いますので、参考までにこんなことするというのが伝わればなと思います。
【リハビリ1回目】
- 現状確認
- 口の動かし方
- 遊びながら練習
1.現状確認
まず、初めにやることはどの言葉が出しにくいのか、出ないのかなどを把握します。
そのためにしたことは、言語聴覚士が言った言葉をまねして言う事です。
うちの子は「か行」と「が行」が難しかったよう・・・
2.口の動かし方
どの音が出しにくいか把握したらさっそくリハビリ開始です。
棒つきの飴(あめ)を使って舌や口の動かし方を覚える方法を教えてもらいました。
アメを舌の上に乗せ少し抑えながら「かきくけこ」と言います。
これを数回やると「た行」に聞こえていた「か行」の音がきちんと発音できたことは、かなりびっくり!
3.遊びながら練習
子供が遊びながらできる練習として、「すごろく」を利用した練習です。
やり方は、出た目の数だけ「か・か・か・か」と言いながら進むだけですが、最初に舌と口の動かし方をやったからか、ゆっくりなら「か」を発音できるようになっていました。
【リハビリ2回目】(リハビリ1回目から1か月後)
- 現状確認
- 発音練習
1.現状確認
1回目のリハビリから、1か月ほど家で練習した結果を確認します。
「か行」単体では発音することが可能になっていましたが、まだ話すときのふいに出る発音までは治っていなかったのでその練習をします。
2.発音練習
「か行」+「あ行」などの2文字を言う練習をします。
始めはゆっくり、慣れてきたら続けて早く言う練習をすると、話すときの音も自然と出せるようになるようです。
例えば「か行」+「あ行」だと下記のようになります。
かあ きあ くあ けあ こあ かえ きえ くえ けえ こえ
かい きい くい けい こい かお きお くお けお こお
かう きう くう けう こう
家で出来る練習
【リハビリ1回目の後】
- うがい
- 棒付きのアメを使った発声
- すごろく
- 歯磨きのときなど口を縦や横に大きく開く
- 飴(あめ)をかまずに舐める
【リハビリ2回目の後】
- すごろく
- 2文字の発音練習
【リハビリ3回目の以降】
- 2文字の発音をスピードUPして練習
- 「かあ」のように最初に「か行」ではなく、「あか」のように後ろに「か行」がくる練習
- 「か行」を含む単語練習
- 「か行」を含む長文練習
「か行」は言えるようになるのか
結論・・・言えるようになった!
キレイに発音できるようになりリハビリ完了で、普段の会話も違和感を感じることがなくなりました。
初めて病院に行った日から8か月、途中休んだり、練習してない時期もあったりでしたが・・・病院に通ったのは計6回になります。
まとめ
今回は「か行」の発音がうまく出ないとき、以下の疑問について実体験をもとにまとめていきました。
【疑問】
- 「か行」はいつ頃言えればいい?
- どこに相談すればいいかわからない
- 治し方
- 治るのか
【結論】
- 4~5歳(年中)まで様子をみる
- 言語聴覚士がいる耳鼻咽喉科
- 舌や口の動かし方が原因の場合はリハビリを行う
- 治る
いかがでしたでしょうか、
まずは「か行」を発音できない原因を知ることが大事だと感じました。
口や舌の動かし方がわからないだけかもしれませんし、耳の聞こえなどが原因になっているかもしれません。
リハビリをしたり練習をして言えるようになる時間など個人差はありますが、ひとつの例として参考になれば幸いです。
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